そんな思いを持っている方、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
また、学生の方は、生物調査をやりたいけどどういう業界へ就職すればいいのだろう?等の疑問や不安を抱えていると思います。
この記事では、生物調査をやりたい人が気になることに対して色々と答えていきます。
ぜひ参考にしてください。
どういう業界行けばよいか
生物調査を仕事にするにはどういう業界へ行けば良いのでしょうか。
初めの一歩になる重要なところですよね。
ズバリ、建設コンサルタント業界です。
最近では環境コンサルタントという表現もよく目にしますが、建設コンサルタントの中で環境アセスメント等の自然環境分野に特化したコンサルティングを行う会社を表したものです。
建設コンサルタントとは、どのような役割を持っているのでしょうか。
以下に建設コンサルタント業界最大手の日本工営株式会社HPより引用させて頂きます。
建設コンサルタントの役割
日本工営は、ダム・河川や道路など社会資本整備に携わる事業を行っていますが、それは一般の人がイメージする重機をつかった工事現場で行われるような「つくる」ということではありません。国土・地域・都市整備事業の立案から構想・計画段階での検討業務、さらには地盤・地質調査や環境評価業務、設計業務、施工監理、維持管理業務を通じて、社会資本整備全体に携わります。顧客の要請を受け、社会資本を整備するうえでの真の課題は何かを掴み、第三者目線で各工程において実現に向けての最適解を導き出し、その地域の発展に貢献するのが建設コンサルタントです。
つまり、”建設”という言葉が付くものの、重機を用いた工事とかではなく、道路や河川整備等の社会的ニーズに対して、安全面、コスト面、環境影響等の多面的な視点からどういった設計や施工方法が適しているか、計画立案から施工・維持管理までを行う役割を担っているのが建設コンサルタント業界です。
その中で、様々な整備・造成事業における環境アセスメントとして、いわゆる生物調査が必須となります。
ここに僕たち生物調査員のニーズがあるわけです。
環境アセスメントは、ざっくりまとめると、事前に事業実施区域にどのような自然環境が存在しているか、既往文献や現地調査から把握し、事業実施の自然環境へ及ぼす影響の予測と評価を行うものです。
詳しく知りたい方は以下記事にまとめておりますのでご参考ください。
具体的な仕事内容
それでは、建設コンサルタントの具体的な仕事内容はどういったものなのでしょうか。
ここでは、環境アセスメント等の自然環境分野(動植物)に特化した内容でお伝えします。
大別すると、仕事内容はこのような感じです。
建設コンサルタントの仕事内容
- 計画
- 調査
- とりまとめ
- 影響予測
- 環境保全措置
- 影響評価
- 考察
簡単にですが、それぞれ仕事内容を説明します。
計画
事業実施区域周辺において、これまでの既存の報告書や文献から、どれぐらいの生物種が生息・生育しているかを整理します。
特に、個体数の減少が認められる国、環境省、各都道府県等が指定する重要な種がどれぐらい生息・生育しているかを計画段階で把握することが必須となります。
上記の重要な種の抽出が終わったら、現地調査の計画を立てます。
重要な種を確認するために最適な調査季・調査回数の設定、最適な調査手法の決定を行い、事前に想定される安全面のリスクや対策等も整理します。
調査
計画した工程、手法に則り、現地調査を行います。
この段階がこの記事で焦点にしている生物調査の大部分を占めると言って良いでしょう。
事業実施区域周辺にどのような生物が生息・生育しているかを実際にフィールドで確認に努めます。
この時一番大事なことが、個体写真の撮影です。
そこにその種がいたことを証明する最も明確な証拠が写真ですので、圧倒的説得力があります。
重要な種を確認した場合は、個体写真はもちろん、その確認位置をGPSで記録します。
現地調査でよくありがちなのが、生物が好きだからといって、特定の分類群や種に傾注すると偏った結果になるため、あくまで仕事として区域全体を同程度の努力量で見ていくことが大切です。
とりまとめ
現地調査で得た結果を整理します。
具体には、確認種リストの作成、重要な種の確認位置図の作成、現地写真の整理、報告書の作成等の作業となります。
事業実施区域周辺にどのような環境があり、それらを反映してどういった種が確認されたか等のコメントを報告書に記載していきます。
後述しますが、このとりまとめの段階で多くのPCスキルが必要となります。
表現の仕方、見せ方も工夫が必要となるため、デザインや構成の経験も求められるでしょう。
影響予測
現地調査の結果をとりまとめたら、事業の実施が確認された生物種にどのような影響を与えるか、その影響程度を含めて予測します。
予測は、工事中と共用時(利用の開始後)に分けて行います。
例えば、道路造成事業の場合、樹林地に生息するオオタカに対して、工事中は建設機械による騒音・振動の影響での育雛放棄、樹林地の減少による生息地の減少等の影響が予測されます。
共用時は、走行する車両の騒音・振動の影響による育雛放棄、人の立ち入りによる逃避等の影響が予測されます。
影響が軽微なものから甚大なものまで予測される影響要因を抽出し、整理します。
環境保全措置
影響予測で抽出した各要因に対して、環境保全措置を検討します。
第一優先として、その影響を回避できる措置を検討します。
具体には、影響を回避するために道路のルートを変更する等が挙げられます。
回避できない場合は、その影響を低減させるための措置を検討します。
具体には、建設機械の稼働をオオタカの非繁殖期の時期にのみ実施する等が挙げられます。
回避も低減もできない場合は、代償することによって影響を緩和する措置を検討します。
具体には、類似環境への動植物の移植等が挙げられます。
このようにして、環境を保全するための措置についてとりまとめます。
影響評価
各影響要因に対する環境保全措置の結果、最終的に事業実施が環境に与える影響がどの程度であるか、評価を行います。
基本的には、この影響評価の段階で環境への影響をある程度抑えられるという結論になっていないと事業実施は許可されないと思って良いでしょう。
また、どうしても事業実施の影響がわからない項目や不確かな予測となっている要因もあるため、事後調査(共用時の調査)により、その影響を改めて確認することが大事です。
考察
事後調査や経年的なモニタリング調査の結果を通して、事業実施前と実施後の比較検討を行い、生物多様性面での評価、成果となった点、修正・改善すべき点等について考察します。
これからも続いていく造成事業等に対して、今後のために有益な知見となるよう意識して、工夫点や実績を共有していくことが望ましいでしょう。
給料は安すぎないか
続いて、気になる給料について。
何となくですが、それほど給料は高くないイメージがあると思います。
では実際どんな感じかお答えします。
安すぎるということはない
ハッキリ言って、どの業界もそうだと思いますけどピンキリです。
ただ、安すぎるということはありません。
僕は中小企業の建設コンサルタント会社に就職しましたが、1年目でボーナス含め年収300万程度だったと記憶しております。
さらにいえば、給料とは別で現場手当や出張手当等の支給もあったので、プラス50万円程度は貰っていたと思います。
入社1年~5年くらいまでは、大手企業も中小企業もそこまで大きな給料差はないでしょう。
しかし、1年2年で能力に応じて等級や号棒に差が出てくるので、より優秀な社員ほど給与面は良くなると言えます。
他業界とは年功や役職での差はある
入社後数年程度は他業界と比較してもそこまで大きな給料の差はありません。
しかし、やはりボーナス面でいうと外資系企業やIT企業に比べると劣るというのが事実でしょう。
これは市場規模や個人売上の限界値の要因があるかと思います。
そして最も大きな差は、経験年数を重ねるにつれた年功や役職者への手当てに表れてきます。
建設コンサルタント会社の部長~支店長クラスの役職者で平均年収800万円~1,000万円くらいかなという印象です。
結論として、建設コンサルタントの給料は悪くはないが、稼げる業界と比較するとあまり高い方ではないという答えとなります。
労働時間は大丈夫か
さて、こちらも気になる項目ですね。
建設コンサルタント業界はブラックと聞いたことある方もいると思います。
労働時間はどれぐらいなのか、大丈夫なのかという質問について答えていきます。
労働時間は長い傾向はある
結論から申しますと、労働時間は長い傾向にあります。
コンサルタント会社というのは、行政や企業の悩みや要望を聞き、コミュニケーションを図りながら調整して計画、施工等を行っていく役割です。
したがって、対応すべき項目が多岐にわたり、タスクの量としてはかなり複雑かつ多くなる傾向があります。
生物調査で例えると、まず現地調査に入るための計画段階で既存資料の整理・抽出、許可申請関連、調査員との工程調整などが必要となります。
現地調査当日も、現地野帳や写真の整理を行う必要があり、翌日以降に別の調査がある場合はその準備関係もやる必要があります。
生物調査は四季に適期がありますから、限られた期間内で上記の作業をこなしていく必要があり、必然的に労働時間は長くなります。
とはいえ、最近では便利なツールや経験の蓄積で効率化や時短を実現できる部分も増えてきつつあります。
36協定と残業時間上限規制で大きく変わった
現在は、2019年4月1日から施工されている「働き方改革関連法」により、随分と労働環境は変わりました。
その中でも、36(サブロク)協定と残業時間の上限規制により、会社は法定労働時間(1日8時間、週40時間)を超える時間外労働及び休日勤務などを命じる場合には労働基準監督署へ届け出が必要となったことに加え、月の残業時間を原則45時間以内、繁忙期等の場合の特別条項として45時間を超えて80時間以内までの残業は年6回以内という残業時間の上限規制が法律で定められました。
正直、この国の措置のおかげでだいぶ労務管理は改善されました。
依然として業務量は多いわけですが、時間の意識を会社や社員が改めて持つきっかけになったので、僕個人としては良き政策だと思います。
それこそ一昔前(10年くらい)は、建設コンサルタント業界は相当なブラック業界だったと思います。
僕が入社した当初の10年前くらい前は、残業時間に制限はなく、残業時間の支給も上限があったりしたので、サービス残業というありえないことがまかり通っていました。
遅くまで残業している人ほど偉い、頑張っているという風潮があり、本当にブラックだなと思っていました。
ただ、遅くまで残業している人は通常の人より業務にかける時間が長いため、知識や経験の面でスキルが高い人が多かったのも事実です。
僕はこんな働き方が嫌だと思ったので、同じにならないよう効率良く作業して早く帰るぞ!と意気込んで数年やりましたが、仕事ができるようになるほど引き受ける仕事量が増え、結果的に慢性的な長時間労働となってしまっていました。。。ムズカシイネ
結果的に仕事を通しての学習の機会、時間が得られたので、それはそれで自分にとっての大きな財産になったと今は思っています。
現在の労務管理の中では、いかに定時内の生産性、効率性を上げるかが大事となっています。
日本で古くから続いてきた長時間働いているから偉い、といった評価の時代はもう終わりです。
もちろん仕事以外の時間での自己学習は必須です。これは何事においても。
四季の合間は比較的落ち着く
こと生物調査に限って述べると、生物調査の適期を迎える四季(春夏秋冬)の合間の時期は、現地調査が落ち着き、とりまとめ等がメインになるので比較的労働時間が落ち着く傾向にあります。
まあ、四季の合間といっても6月、9月、11月くらいしかないのですけどね。
最近は台風や豪雨により、上記期間に現地調査がずれ込むことも非常に多くなっております。
冬季は哺乳類、底生動物、鳥類、猛禽類の調査があるぐらいで、比較的調査は落ち着きます。
しかし、とりまとめが佳境に入っていく時期でもあるので、なんやかんやで忙しいです。
繁忙期は戦場
日本は年度制を採用しているので、年度末にあたる2~3月あたりは様々な業務の工期に当たるので凄まじいほどの繁忙期となります。
さながら戦場です。本当に。
シンプルに複数の業務が一斉に締め切りが迫るため、追い込まれるということです。
毎年、来年こそはもっと余裕が持てるよう早め早めに作業を進めていこうと思うのですが、結局余裕が出るとさらに別の物件をぶち込んだり、そもそも行政の担当者が危機感なくて早めに確認をお願いしていたのに工期直前で色々要求してきたりという感じでした。
僕は追い込まれていても翌日の作業効率が落ちるので徹夜だけはしないようにしていました。
たとえ数時間でも、しっかり家に帰り、シャワーを浴びて寝るように意識しました。
余談ですが、中間管理職という立場になってからは、上記のような繁忙期の負荷を極力減らせるように受注制限をしたり、工期が重ならないように仕事を選んだり等を意識して取り組んでいました。
どういう知識やスキルが必要か
では、建設コンサルタント業界で生物調査をするには、どういう知識やスキルが求められるのでしょうか。
僕自身の業務従事経験を通して感じた重要な知識やスキルをご紹介します。
① コンサルティング力
圧倒的に大事だと感じているのがこのコンサルティング力。
具体には、営業力、調整力、交渉力、気遣い、計画力、課題発見力、課題解決力などなど。
これらを完璧にできる人は数少ないですが、これらを意識して働いているかで大きく差がつく能力でもあります。
生物調査をやるだけなのに必要ないでしょうと思うかもしれませんが、1つの現地調査をやるにも事前にコンサルティングを行いながら実現に持っていく作業が必要です。
また、現地調査自体も限られた日数、人員でどうやってこなしていくかというコンサルティングができないと現場は回りません。
就職すれば痛感すると思いますが、コンサルティング力は建設コンサルタント業界では最も求められるものだと言えます。
② 生物の知識
いわずもがな、あるに越したことはない生物の知識。
趣味で勉強しており、就職前からある程度知識がある方が有利なのは間違いないです。
なぜかというと、現地調査で生物を探す際、生物の知識がないとどういった環境にその生物が生息・生育しているかの検討すらつかないためです。
報告書で影響予測・評価や考察する際にも、その生物の生活史などの知識がないとまともにできないと思います。
もちろん図鑑や文献を引用しながら作成していきますが、最低限の知識は必要です。
ただ、大抵の人が一部の項目は詳しくても、その他の項目はそこまで詳しくない状態だと思います。
全般的な知識については、入社後の自己学習とOJTを通して学んでいければ良いです。
③ Excelスキル
Excelは、主に生物の確認種リストや報告書に使用する図表を作成する際に使用します。
生物の確認種リストは、現地調査の結果をデータベース化し、ピボットテーブルにて作表を行うのが定番です。
関数は、SUMやCOUNTなどの基本的な関数とVLOOKUP関数をよく使うかなという印象です。
また、確認種のうち、最も多く確認された目別科別の種数の円グラフや確認個体数の推移を表す棒グラフなどの図もExcel上で作成します。
それほど深い操作をするわけではないですが、上記関数とデータ整理の流れはマスターしておくと良いでしょう。
④ Wordスキル
Wordは、主に業務計画書、調査計画書、報告書等の文書の作成の際に使用します。
ここで使うスキルとしては、見出し設定などのスタイル、相互参照などのある程度基本的なWordスキルとなります。
大学での卒論や修論などの作成経験があれば、ある程度慣れてはいると思います。
報告書は構成が大事なので、既存の報告書をいくつか読み、構成を覚えましょう。
文章にも個性が現れやすいですが、最低限のマナーは心得ておきましょう。
⑤ Illustratorスキル
Illustratorは、イラストやデザインを作成するためのソフトです。
生物調査では、環境模式図、重要な種の確認位置図、トラップの設置位置などを表現するために使用します。
使い方次第でクオリティが高く、視覚的に見やすく分かりやすい図の作成ができます。
最近では後述するGISに役割が奪われる場面も多くなってきておりますが、依然として需要は高く、使えることが望ましいスキルです。
業界的にも、デザイン能力やセンスが求められるIllustratorが得意な人はそれほど多くないため、Illustratorが扱えるというだけで大きな採用メリットとなるかと思います。
⑥ GISスキル
さて、このブログ「日々是百景」でもテーマの一つにしているQGIS等のGISソフトは、最近では必須となってきているスキルです。
GISについての詳しい説明は以下の記事を参考にして頂きたいですが、簡単に言えば位置情報等を図形に持たせられる地図ソフトであり、Illustratorほどではないのですがデザインをいじりながら図面の作成が可能です。
生物調査でいえば、重要な種の確認された位置情報をポイントデータとして地図に落とせるだけでなく、種名、個体数、確認日、調査季、環境、時間帯などの情報を図形に持たせることができるのです。
これらの属性値が図形に入っていると、地図上のポイントで魚類の重要な種だけを選択する、春季調査で確認された重要な種のみ選択する等のフィルタ表示や検索が可能です。
また、空間検索により、重要な種の確認位置を事業実施区域内と区域外で瞬時に検索、識別することなどができます。
その他、位置やサイズの情報があるおかげで面積や距離の計算など、多様な解析作業もできる優れものです。
今後ますます発展していくIoT社会の中で、さらに進化していくであろうソフトなので、今のうちからフリーで利用できるQGISで、GISについて学んでおきましょう。
未経験でも大丈夫か
そして気になることとして、未経験でも大丈夫かということですよね。
正直、学生時代から建設コンサルタント業界での仕事を経験している人なんてほぼいないと思います。
フィールドに出て生物を捕まえていたという経験は生きると思いますが、建設コンサルタントでは他にも色々な技能が求められますので、初心に戻って取り組むことが大切でしょう。
自己学習は必須だが大丈夫
結論として、ぜんぜん大丈夫です。
ただし、入社前あるいは入社後も日頃からの自己学習は必須です。
というか、自己学習をしないと最新の知見についていけません。
最初は生物の名前や識別ポイント等を覚えることでいっぱいいっぱいだとは思いますが、日々勉強と復習を続けていけば自然と覚えていけます。
建設コンサルタントでは、生物の知識があるだけではやっていけない、あるいは上には行けません。
生物の知識を増やしていきながら、コンサルティングに関わる能力の向上もしていく必要があります。
やる気や向き合い方で大きく差が出る
多くの新入社員と関わってきましたが、結局のところ本人のやる気や仕事への向き合い方で大きく差が出てきます。
まあこれは説明しなくても分かると思いますが、好きなことや趣味については時間やお金を惜しまず深く知りたいと思うものですよね。
あるいは仕事であることをしっかり意識して、真摯に業務対応に当たることが成長の大きなきっかけになります。
正直この部分は1年目の段階で上司からみればすぐに分かります。
未経験であることより、こういったモチベーションを高く保っていること、向上心があることの方が僕は何よりも大事だと思っております。
経験が活かせること
すでに社会人の方は、転職という形で生物調査ができる建設コンサルタント会社へ入社することになると思います。
では、他業界で培ってきた経験で何か活かせることはないのか、答えていきます。
社会人経験
まず、どんな業界で働いていたにせよ、その社会人経験は非常に活かせます。
名刺交換やメールの書き方等の社会人マナーを心得ているだけでも、スタートダッシュのレベルが変わります。
また、どの業界においても顧客に商品やサービスを提供し、顧客を満足させてその対価としてお金を得るという流れは共通します。
お金を稼ぐまでのフローの理解や責任を負うことを経験していれば、建設コンサルタント業界でも活かせることでしょう。
参考図書を買える
数年程度働いていれば、少なくとも学生時代よりは経済的余裕があるはずです。
そうなれば、1,000円~3,000円程度の生物に関する参考図書は買うことができるでしょう。
参考図書を買い、自己学習に励めば入社前から在籍社員との知識の差を埋めていけることでしょう。
モチベーションが高い
学生と違い、すでに社会人として働いていながら本当にやりたいことは生物調査だったと感じている方は、やりたいことを抑圧されて働いているため、すでに生物調査に対してすごくモチベーションが高い状態です。
このモチベーションが高い状態というのは、物事を積極的に覚えようとしますし、何より向上心が溢れているので、成長のポテンシャルがものすごい状態です。
モチベーションが高い状態で仕事に取り組めば、色々な壁にぶち当たりながらも大きく成長していくことが予想されますし、周りにもポジティブな影響をもたらしてくれます。
高い向上心を持っていることが経験を活かせる要素でしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これから生物調査を仕事にしてみたいと思っている社会人、学生に向けて、気になることに答えてみました。
ある程度リアルな情報をこの記事で提供できていると思います。
悔いのない人生、楽しいと思える仕事で生きていくことが幸福への一歩です。
生物調査を仕事にしたいと思っている方は、是非一歩踏み出してみてください。