自然環境技術者への道

生物好き必見!生物調査ができるおすすめ職業

 

動物や植物等の生物や自然が大好きで、実際に調査とかしてみたいけどどんな職業に就けば関われるのかわからない・・・

 

このように漠然と考えている方もいると思います。

 

この記事では、生物調査をしてみたい人におすすめの職業をご紹介します。

 

実際、この記事を書いている僕も動物や自然が大好きで、生物調査ができる会社に就職しました。

 

記事を読んで、「生物調査をしたい!」と思ったらすぐに行動しましょう!

 

 

生物調査ができるおすすめ職業

 

そもそも、生物調査に関わるためには、国や自治体等の行政機関から発注される自然環境調査や環境アセスメントに係る環境調査、民間企業からの環境アセスメントに係る環境調査を対応できる会社に所属する必要があります。

※環境アセスメントについてはこちらで詳しく説明しております。

 

以下では、生物調査への関わり方のアプローチに応じ、3つのタイプに分けておすすめ職業をご紹介します。

 

フィールドに出て生物調査をたくさんやりたい方

 

フィールドにでる現地調査をたくさんやりたいという方は、物調査を専門とする調査会社がおすすめです。

 

専門性の要求レベルが高く、ある程度生物調査の素養がある、生物の知識がある方が向いていると思います。

 

フィールドに出る機会が多い分、希少な生物や自然に出会える機会が多いです。

 

会社例

株式会社緑生研究所

株式会社環境指標生物

 

適度にフィールド調査ができ、コンサルもやりたい方

 

適度にフィールドに出つつ、その調査結果を元にした報告書作成や検討・考察等のとりまとめまで対応したいと考えている方は、建設コンサルタントの中小企業がおすすめです。

 

専門性も求められますが、コンサルティングとしての能力も求められます。

 

調査からとりまとめまで一貫した対応ができるため、やりがいを感じることができると思います。

 

会社例

株式会社プレック研究所

株式会社地域環境計画

 

コンサルを主体とし、事業の影響予測・評価まで関わりたい方

 

フィールド調査をメインでというよりは、コンサルを主体とし、事業実施が環境へ与える影響の予測・評価までしっかり関わりたい方は、建設コンサルタントの大手企業がおすすめです。

 

大手コンサルは、元請として行政や民間から環境アセスメントの委託を受けますので、調査計画の立案から環境影響予測と評価まで対応します。

 

事業の実施が生物へ与える影響を低減、回避させたいという思いが強い方は、モチベーション高く仕事ができると思います。

 

会社例

日本工営株式会社

パシフィックコンサルタンツ株式会社

 

メリット・デメリットとは

 

それでは、各職業のメリット、デメリットをご紹介します。

 

<生物調査会社>

メリット

デメリット

・フィールドに出る機会が多いため、生物知識や調査技術を専門的に追求することができる。

・余計な対応が少なく、生物調査自体に没頭できる。

・趣味とも言える生物調査でお金がもらえる。

・少数精鋭のため、自分の存在価値を強く感じることができる。

・現地調査部分にしか関わらないことが多いため、事業の全体像の把握や報告書作成のスキルが上がりづらい。

・会社の規模が小さく、生物調査のみにコミットしているため、国の予算や情勢に左右されやすい。

・調査適期以外の時期は仕事が少なくなるため、給料はそこまで高くない傾向にある。

 

<中小建設コンサルタント>

メリット

デメリット

・フィールドに出る機会もあり、知識や技術を磨くことができる。

・とりまとめにも関わる機会が多いため、報告書作成スキルや影響、評価の視点が磨ける。

・比較的小さい組織で同じ目標を持ってコンサルができるため、チームの一体感が生まれやすい。

・フィールド調査もとりまとめもやるため、多忙な環境になりやすい。

・下請けも元請もやるため、調査会社や大手コンサルとバッティングしやすい。

・給料は低くはないが、平均収入は全業種に比べて中の下~中程度。

 

<大手建設コンサルタント>

メリット

デメリット

・業務管理やとりまとめが主体であるため、報告書作成スキルや影響、評価の検討スキルが伸ばせる。

・コンサルとしての活動ががっつりできるため、どんな職業でも使える社会人スキルが身に付きやすい。

・環境保全措置や移植等の生物の存続に直接関わる部分への関与ができる。

・年功序列ではあるが、給料が比較的高い。

・フィールドに出る機会が少ないため、フィールド目線での生物知識が乏しくなる。

 

・ほぼ元請のため、工期が集中する年度末(2~3月)の多忙さがえぐい。

 

・本来の生物調査がしたいという目的に対しては欲求が満たされづらい。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

生物調査がやりたい!と思ってこの記事を読んでくれた皆さんも、今いる環境では生物調査ができないのであれば、思い切ってチャレンジしてみるのも悪くないと思います。

 

よく、「趣味を仕事にすると嫌いになってしまうよ」といった声を聴きますが、決してそんなことはないと断言できます。嫌いになるなら、そこまで好きじゃなかったというだけだと思います。

 

実際に僕は8年、中小建設コンサルタントで働いていましたが、生物調査をやる際(特に好きな項目)は基本的に楽しい!わくわく!といった感情を持ち調査ができていました。

 

生物調査をやってみたいと思った人は、自分が上記のタイプのどれに当てはまるかを考え、就職活動あるいは転職活動を進めてみてください。

 

      

 

        

 



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