最近あおり運転のニュースが世間を騒がしていますよね。
実際、あおり運転をされるとすごく恐怖を感じると思います。
事故にも繋がりやすく、絶対にやってはいけないことです。
しかしながら、誰しも車を運転しているとき、無理な割込みや追い越しなどをされたら少しムッとした経験はあると思います。
あおり運転は実は我々にも身近な話なのです。
この記事では、あおり運転をしやすい人の特徴を紹介し、記事後半ではあおり運転が悪い理由を解説しております。
この機会に自身を振り返り、特徴が多く当てはまる人は運転中にはとりわけ冷静を意識しましょう。
あおり運転しやすい人の特徴
早速ですが、あおり運転をしやすい人の特徴を紹介します。
あおり運転をしやすい人の特徴
1.内弁慶な人
2.見栄っ張りな人
3.負けず嫌いな人
4.意見の違いを許容できない人
5.ある程度人の上に立っている人
6.興奮しやすい人
それぞれ説明します。
内弁慶な人
内弁慶とは、外では非常に大人しく弱々しい反面、家の中では威張ったり自慢したりしている、家と外で真逆の印象をもつ人を指しています。
車の中は自分の部屋のような感覚になることが多く、運転者は家の中にいる時の性格が出やすいです。
そのため、内弁慶な人は他の車に対して強気で向かってしまうことがあります。
威張っている状態なので、追い抜かれたりするとカッとなってあおり運転をしてしまうことがあります。
見栄っ張りな人
身の丈以上にお金持ちであることをアピールしようと振る舞ったり、身の丈以上に有名人であると振る舞ったりしている見栄っ張りな人は、車の運転に関しても見栄っ張りになりやすいです。
本来そんなにスピードを出すタイプではないのに、他の車に追い抜かれると舐められたと感じ、追い抜かしてやろうという考えに至りがちです。
また、同乗者がいると余計にその見栄を張ろうとします。
同乗者に尊敬されたい、かっこいいと思ってもらいたいという心理からあおり運転をしてしまうことがあります。
負けず嫌いな人
本来負けず嫌いなことは良い方向に向かうことが多いのですが、こと運転については悪い方向へ転がりがちです。
負けず嫌いな人は、決して相手がそんなこと思っていなくても、車を追い抜かれたり、割込みをされると、自分の車より前に相手の車があることで負けているという心理になり、追い抜かさなきゃあるいは相手を困らせてやらなきゃという感情になりやすいです。
相手の車を追い抜いたり、前に立って進行を阻めると勝負に勝ったという優越感に浸ることができるので、負けず嫌いな人はあおり運転をしてしまうことが多々あります。
意見の違いを許容できない人
日常の中でも、自分の意見が全て正しい、正解だと思っている人は要注意です。
こういった意見の違いを許容できない人は、相手の車に自分の車が追い越される、割込みされるといった状態が、自分を否定されたと感じてしまうため、相手が間違いを認めるまで徹底的追い詰めようという心理になりがちです。
他人の意見を一つの考え方と受け入れられる許容の心がない人は、残念ながらあおり運転をする確率が高くなります。
ある程度人の上に立っている人
仕事である程度成功を収めている人は、部下や従業員を抱えて人の上に立っているポジションに就いていることが多いです。
こういった人は、仕事上では常に敬られており、尊敬の眼差しを受けていることが多いため、少し天狗になっているので尊敬されることが当たり前という感覚になっています。
その中で、自分の車が追い抜かれたり、割込みされる状態というのは、自分へ敬意が払われていないと感じてしまうため、相手を潰してやろうという気持ちになりがちです。
ある程度人の上に立っている人は、普段人の上に立っているが故にあおり運転をしてしまうことがあります。
興奮しやすい人
ちょっとしたことでもすぐに頭に血が上り、カッとしてしまう人は非常に要注意です。
要するに興奮しやすい人、短気な人です。
これは皆さんお分かりかと思いますが、それまでいくら気分が良くても、興奮しやすい人は一瞬でキレてしまうことが多々あります。
車を追い抜かれる、割込みをされる等のきっかけでブチ切れてしまい、興奮状態で徹底的に相手を追い詰めようとしてしまうため、興奮しやすい人はあおり運転をしてしまう可能性が非常に高いです。
あおり運転が悪い理由
誰しも当たり前だと思うでしょうが、あおり運転が悪い理由を解説します。
誰も幸せにならない
あおり運転をする側もされる側も結果的に幸せにならないですよね。
される側はもちろんなので説明するまでもないですが、する側も一時的な快楽や優越感はあるかもしれないですが、わずかにでも良心があれば罪悪感を感じるはずです。
また、後述しますが2020年6月30日よりあおり運転が妨害運転罪により厳罰化されましたので、より一層取り締まりが強化されています。
事故に繋がりやすい
あおり運転は当事者同士での事故や他の車を巻き込んでの多重事故に繋がりやすいです。
また、高速道路などで通行妨害して無理に車を停止させると、後続車に追突されたり、撥ねられたりする危険性が高まります。
あおり運転が何より問題なのは、こういった事故に直結しやすいことでしょう。
トラウマになる
あおり運転をされた側は、何の身に覚えもないことや意識していないことに対してこれほどまでに追い詰めてくる人がいるのかという恐怖と驚きが頭に焼き付き、トラウマになってしまいます。
トラウマを抱えた人が車を運転すると、また誰かに煽られるのではないかという恐怖心から挙動不審な運転をしてしまい、事故の発生等に繋がってしまう可能性があります。
あおり運転の厳罰化
2020年6月30日より、あおり運転の厳罰化のため、「妨害運転罪」が施行されました。
参考
令和2年6月10日に公布された道路交通法の一部を改正する法律により、妨害運転(「あおり運転」)に対する罰則が創設されました。これにより、令和2年6月30日から、他の車両等の通行を妨害する目的で、急ブレーキ禁止違反や車間距離不保持等の違反を行うことは、厳正な取締りの対象となり、最大で懲役3年の刑に処せられることとなりました。
また、妨害運転により著しい交通の危険を生じさせた場合は、最大で懲役5年の刑に処せられることとなりました。
さらに、妨害運転をした者は運転免許を取り消されることとなりました。
警察庁HPより https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/aori.html
上記の法改正により、より一層あおり運転は取り締まりが強化されます。
当然のことではありますが、あおり運転は絶対に行わず、思いやり・ゆずり合いの精神を持って安全運転を心掛けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
改めてあおり運転をしやすい人の特徴は以下の通りです。
あおり運転をしやすい人の特徴
1.内弁慶な人
2.見栄っ張りな人
3.負けず嫌いな人
4.意見の違いを許容できない人
5.ある程度人の上に立っている人
6.興奮しやすい人
この機会に自分自身を振り返り、危険だなと思う要素があれば普段から意識的に冷静になれるように配慮していきましょう。
あおり運転撲滅へ向け、安全運転を進めましょう。