人間関係のトラブルや仕事で追い込まれる時期などにメンタルを病みやすいですよね。
そんな状態が継続すると、どんな人でもうつ病を患ってしまいます。
僕も中学校でいじめにあった際や仕事で納期に追われ、深夜残業を連日連夜していた際に明らかにメンタルがおかしくなり、うつ病の一歩手前まで行った経験があります。
僕がうつ病の一歩手前で踏みとどまれた理由を考えたとき、6つほど思い当たるものがありましたので紹介します。
いま困っている人の参考に少しでもなれれば幸いです。
うつ病の防止策6選
早速ですが、僕がうつを防止できた具体的な策は以下の通りです。
うつ病防止策
- 好きな音楽を聴く
- 読書をする
- 映画を観る
- 身近な人に打ち明ける
- SNSで趣味の合う人と繋がる
- 何とかなるさと割り切る
好きな音楽を聴く
普段から音楽を聴く人はすでにやっているとは思いますが、メンタルを病んだ際には好きな音楽で気持ちを明るくさせることは重要です。
音楽には、人の心を動かす力があります。
失恋したときに失恋ソングやバラードを聴くと涙が出ますよね?
ノリノリの音楽をドライブ中に流すとテンションめちゃ上がりますよね?
クラシックやジャズなどを流すと集中力高まりますよね?
希望溢れるエール曲を聴くと頑張ろう!という気持ちが湧いてきますよね?
つまり、どんなにメンタルが沈んでいても、好きな音楽にはその気持ちを少しでも上向きにしてくれる力があるのです。
単純なようでいて深い、基本的な防止策の一つです。
ちなみに僕はこれがMr. Childrenの名曲たちでした。
詳しくは以下の記事でまとめております。
読書をする
ここでいう読書は、小説でも自己啓発でも伝記でも何でも構いません。
読書は、膨大なる情報を一つ一つ文章で頭に送り込んでくれます。
一見ただ受動しているだけのように見えますが、読書しながら「自分の場合はどうだろう?」といった疑問や「これは自分に当てはめても役立つ!」といった思考をしていたりするので、実は頭を使っています。
そのため、どん底人生から這い上がった話や目標に向かって切磋琢磨する話を読んでいると、自然とそのメンタルを感受して、自分の精神にも良い相乗効果を与えることがあります。
また、先人たちが苦悩して、人生をかけて導き出した成功法や工夫を文章として残してくれているため、自分だけでは到底思いつかないような具体策を知ることができます。
こういった恩恵を預かり、苦悩する部分を少しでもショートカットできれば、メンタル回復や現状打破に向けた対策を具体に実践できるかと思います。
僕は著名な作家が自身をモデルとした作品の中で、自堕落な生活やクズのような生き方をしていた時期があったことを知り、どこか安心したのを覚えています。
人間みんな完璧なんてことはないんだ、と。
映画を観る
映画鑑賞は、自宅でも良いですがおすすめは映画館での鑑賞です。
映画館で映画を観ると、上映中は邪念無しにその映画に集中することができます。
自宅で観る場合も、邪念や邪魔が入らないよう集中できる状態で観られる方が良いです。
名作、傑作と言われる作品では、2時間の中で心に響くセリフが幾つもあると思います。
映像があるので、文章のみの読書より感情に訴えかけたり、心に響くこともあるでしょう。
メンタルを病んでいるときは、余裕がないので自分のことだけで頭がいっぱいになります。
そんな時でも強制的に集中する空間を作れる映画は、たった数時間でも自分の辛い状況や苦悩を忘れさせてくれます。
映画の中で得た気づきやメンタルの切り替えが良い方向に繋がることは多々あります。
僕自身、「戦場のピアニスト」や「シンドラーのリスト」等の鑑賞で、如何に自分が恵まれた環境、時代にいるかを思い知り、自分の悩みなんて小さいことに気づき、心が軽くなったので苦境を乗り越えることができました。
また、ロードオブザリングやMARVELシリーズも大好きなので、目標を達成するために困難に立ち向かう姿勢に励みや活力をもらっています。
身近な人に打ち明ける
人は悩みや苦しみをひとりで抱え込むことに限界があります。
ひとりで抱え込んだことによりうつ病になるケースは非常に多いです。
家族、彼女、友人、SNSで知り合った人、だれでも構いません。
身近な人に苦悩を打ち明けてみましょう。
アドバイスを求めるのもありですが、話を聞いてもらうだけでもかなりストレスは緩和されます。
打ち明けることは怖いと思うかもしれません。
でも、あなたが思っている以上に相手は打ち明けられることに抵抗はないですし、むしろ相談してくれて嬉しいと感じると思います。
僕も中学時代にいじめられた際は母親に、社会人で業務に追い込まれた際は奥さんに打ち明けて、相談したおかげで随分と気が楽になり、乗り越えることができました。
まだ試していないのであれば、思い切って打ち明けてみましょう。
SNSで趣味の合う人と繋がる
今はSNSで気の合う、趣味の合う仲間と容易に繋がれる時代です。
趣味を語る自分は限りなく素に近い状態で、リラックスしている状態です。
リラックスができていると、ストレスフリーになるので自然とメンタル面も安定してきます。
多忙で追い込まれている状況だとしても、少し休む時間は取れるはずです。
趣味の合う仲間とのやり取りで癒され、気持ちを切り替えられると思考法に変化があらわれ、妙案や対応策を思いつくこともあります。
僕は格闘技観戦が趣味なのですが、仕事で追い込まれた時期も格闘技のワクワクするような対戦カード発表を見て、フォロワーさんと盛り上がり、明日への活力としていました。
SNSを活用していきましょう。
※本当の自分を出す方法の記事は以下をご参考ください。
何とかなるさと割り切る
これは具体案というよりは精神論みたいになってしまうのですが、日本人が苦手な「何とかなるさ」の精神を持つことです。
南米や東南アジア等の温暖な気候の国の人たちに多い傾向にあるこの考え方ですが、メンタルを維持する面では非常に重要なことだと思います。
例えばあなたが今追い込まれている仕事は、仮に失敗したとして、そのせいで死んでしまうような状況になりますか?
全体量の7~8割くらいはできているのではないでしょうか。
評価は落ちるかもしれませんが、命を落とすことはないですよね。
つまり、もちろん全力で頑張るけど、最悪何とかなるさの精神でいれば、メンタルが追い込まれすぎることはないので大抵のことは乗り越えられます。
僕も仕事で納期が2日後なのに全体の6割しかできていない状況になったとき、連日深夜遅くまでパソコンで作業をして、メンタルが追い込まれそうになりました。
でも、(もちろん納期守るのが社会人として当たり前だが)顧客の都合で納期が早まったことや、この業務が失敗しても死ぬことはないという事実に少し気が楽になり、できている部分から先に納品していったところ、何とか顧客のスケジュールに不都合でない日程ですべて納品することができました。
想像以上に、この「何とかなるさ」の精神論は重要なファクターなのです。
思い詰める前にやって欲しい3つの試み
前述のうつ病防止策とともに、精神的に追い込まれて思い詰めてしまう前に試みて欲しいことが3つあります。
睡眠時間を確保する
精神的に不安定だと、なかなか寝つきが悪く、慢性的な寝不足になることがあります。
しかし、十分な睡眠こそが良好なメンタルを保つ上で最も重要と言えます。
仮にすぐに寝つけないとしても、ベッドに入る時間は8時間程度睡眠がとれるタイミングにしましょう。
防止策にはあえて適度な運動を入れなかったのですが、健康面はもちろん、寝つきを良くするためにも適度な運動で身体が疲れると質の良い睡眠が取りやすくなります。
プライドを捨てる
うつ病になる人は自身のプライドが大きな影響を及ぼしていることがあります。
他人が問題なく出来ていることが自分はできない場合など、事実を認めるにはプライドを捨てないと許容できません。
本来他人と比べる必要もないのですが、そうは言っても比べてしまうものです。
プライドを捨てずにいると、相手の前で無理に問題ないという振る舞いをしたり、キャパオーバーなのに新しい仕事をさらに引き受けてしまったりと、悪循環に繋がっていきます。
プライドを捨て、自分が分からない専門分野は素直に部下に教えてもらったり、自分のキャパ越えしていることを上司にアピールしたりすると、一気に気が楽になります。
メンタルに異常を感じたら、プライドを捨てることを意識してみてください。
周りを頼る
自分では到底処理しきれない量の仕事を抱えて精神が押しつぶされそうになる前に、周りを頼ってみてください。
周りを見渡せば、部下や上司、パートさん等色々な方がいると思います。
会社員であれば、その抱えている仕事はあなただけで対応して終わらせなくてはいけない仕事ではなく、会社として、組織として対応が必要な仕事なので、自分のキャパを超えているようであれば周りにSOSを出して、手伝ってもらいましょう。
また、精神が壊れるくらいなのであれば、多少お金がかかってもその仕事を外注して、別の会社に対応してもらうこともできます。
精神を壊すと一生ものとなりますが、未然に防げるのであればお金がかかろうと大した代償ではありません。
遠慮せずに周りを頼りましょう。
人生で最も重要なこと
いかがでしたでしょうか。
上記でご紹介した方法を一度は試してみてほしいです。
また、各々自分に合った防止策や改善策があるかもしれませんので、色々と試して自分に合う方法を確立してみてください。
人生がメインストーリー
あなたの人生はあなたが主役です。
仕事や学校がメインなのではなく、あなたの人生がメインの物語なのです。
物語の中で、たくさんの人や出来事が時には色を添え、時には影を落とすでしょう。
しかし、最も重要なのはその物語のメインストーリーがしっかりと続くことです。
自分自身が自分の人生を最優先に考えられているか、一度振り返ってみてください。
逃げてもいい
精神が壊れるくらいであれば、その環境から逃げても良いのです。
自身に合わない環境を変えるのは逃げではなく、手段のひとつです。
今いる会社が合わないのであれば転職した方が良いです。
今ある人間関係で思い詰めておかしくなってしまうくらいであれば、すべて連絡を絶って見知らぬ地でのんびり過ごして自分を振り返っても良いのです。
自身を責め続けるくらいなら、逃げてメンタル保てる方がよっぽど賢いです。
生き方は無限にある
人生、生き方は無限にあります。
その選択に正解も不正解もありません。
全てひっくるめてあなたの人生なのです。
やりたいことは年齢や時間とともに変化していくことでしょう。
自分に合ったライフスタイルを見つけ、生きがいを大切にしましょう。