ポイントの追加
まずはポイントの追加の手順をご紹介します。
QGISを立ち上げましょう。
地理院タイルの全国最新写真を背景図としましょう。
左上のツールバーから「新規シェープファイルレイヤ」のアイコンをクリックしましょう。
※地理院タイルの背景図の使い方はこちらで紹介してます。
ウィンドウが立ち上がりましたね。
ファイル名の右にある「…」を押して、ファイルの保存先を指定してください。
ファイル名は何でも良いですが、ここでは「作成例_ポイント」とします。
ファイルエンコーディングは「System」のままで良いです。
ポイントを作成するので、ジオメトリタイプは「点(ポイント)」を選択してください。
そうしたら「OK」を押しましょう。
レイヤウィンドウに「作成例_ポイント」のレイヤが追加されたと思います。
編集したいレイヤが選択されている状態で、左上のツールバーにある鉛筆マークのアイコンを押して、編集モードへ切り替えます。
編集モードになったら、ツールバーにある「点地物を追加」をクリックしましょう。
すると、この画面キャプチャでは分かりませんが、カーソルが矢印から〇の形へ変わったと思います。
そのカーソルをポイントを作りたい場所に合わせ、クリックしましょう。
ここでは例として、赤い矢印が指している白い屋根の建物にポイントを落としてみます。
クリックすると、このウィンドウが出るかと思います。
属性テーブルにフィールドが複数ある場合は、この画面でもフィールドの数だけ枠が出ますが、今回は「id」フィールドしかありませんので、枠は一つだけ出ています。
ここでは空欄(NULL)のまま、OKを押します。指定の番号があればここで直接入れます。
小さいことと色が地味で分かりづらいですが、白い屋根の建物にポイントが落ちたのが分かると思います。
そのほか、周辺にも適当にいくつかポイントを落とします。
複数ポイントを落としたら、ツールバーの鉛筆マークを押して、変更を保存して編集モードを終わります。
当たり前に「保存」を押します。ここで血迷って「変更を破棄」を押して自分自身を恨んだ経験が僕には豊富にございます。笑
編集を保存したら、ポイントの色とサイズを分かりやすく変更したいので、レイヤの「作成例_ポイント」のところで右クリックを押し、プロパティを開きます。
※レイヤをダブルクリックでもプロパティを開けます
レイヤプロパティの「シンポロジ」で色と大きさを変更します。ここでは目立つ赤色へ変更し、大きさも3ポイントにしましょう。
変更内容が確定したら「OK」を押します。
おっ!
赤色になってだいぶ目立ちましたね。
これがポイントの追加の手順となります。
ラインの追加
次に、ラインの追加の手順を確認しましょう。
先ほどのポイント追加と同様に「新規シェープファイルレイヤ」をクリックし、ジオメトリタイプで「線(ライン)」を選択します。
編集モードに切り替え、「線の地物を追加」を押します。
そうしたら、実際に描きたいところに線を引きます。ここでは赤い線で示した川沿いの道?らしきものをなぞって線を引きましょう。
変化点でクリックしながら線を引いていきます。終点まできたら右クリックし、OKを押しましょう。
もはや見えないですがこれで1本線が引けました。
周りにも数本線を引いてみます。
うん、初期設定の線の太さだと全く見えないですね笑
とりあえず複数引けたので、編集を保存します。
そうしたら、プロパティを開いてこの見にくい色と太さとおさらばしましょう。
色はオレンジ、幅は1.46(中途半端やな)でいきます。
あら目立つこと目立つこと。笑
これでラインの追加の手順は完了です。
ポリゴンの追加
最後に、ポリゴンの追加をやってみましょう。
新規シェープファイルレイヤで「ポリゴン」を選択します。
編集モードに切り替え、「ポリゴン地物の追加」をクリックします。
ここでは赤い矢印が指す学校のグラウンド?的なやつをポリゴンで囲ってみましょう。
クリックして頂点を追加していき、囲いたい範囲の頂点にポイントを落としたら右クリックを押して、OKを押しましょう。
他にも適当にポリゴンを作成したら、編集を保存して終了します。
地味な色なのでプロパティで色を変更しましょう。
ピンク色に変更し、不透明度も70にして少し透けるようにしましょう。
でーん!
はい、これでポリゴンの追加は完了です。
QGISをたくさん使ってみましょう
いかがでしたでしょうか。
ポイント、ライン、ポリゴンの追加は、QGISで何をするにも基本的な操作であったりしますので、どんどん使って慣れていきましょう。
QGISを使う目的は、商業用、私用、研究用等さまざまだと思いますが、慣れるにはとことんイジってみるのが一番です。
皆さんになるべく有益となる情報をお届けしますので、ぜひこれからもチェックしてみてください。