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【画像で解説!3分でわかる】国土数値情報の使い方

はじめに

 

いきなりですが、お仕事や大学の研究等で以下のようなshapeデータが欲しいなあ・・・と思っている方、いますよね?

 

こんなデータが欲しい

・全国あるいは特定の都道府県の河川や池沼のラインやポリゴンデータ

・全国の行政区域(都道府県境界や市町村境界)のポリゴンデータ

・全国の公共施設のポイントデータ

・全国の道路のラインデータ

・全国の災害危険区域のポリゴンデータ

 

なんとこれらのデータは、大変ありがたいことに”無料”で利用できるのです。

 

この記事では、国土数値情報の使い方を写真付きで簡単に紹介します。

 

一般人(女)
無料で利用できるなんて日本って最高ね。どんなことができるのかな?
想像以上にたくさんのことができるんだよ。夢が広がるね!
ひびこれブログ

 

国土数値情報とは?

 

そもそも「国土数値情報」とはなんぞや?と感じる方も多いでしょう。

 

「国土数値情報」は国土交通省が提供している国土に関する基礎的なGISデータとなります。

 

国土数値情報とは

❝国土数値情報は、国土形成計画、国土利用計画の策定等の国土政策の推進に資する

ために、地形、土地利用、公共施設などの国土に関する基礎的な情報をGISデータ

として整備したものです。そのうち公開に差し支えないものについて、

「地理空間情報活用推進基本法」等を踏まえて無償で提供しています。❞

(国土数値情報HPより)

 

国土交通省から提供されているデータということで、データの信頼性は保証されている印象ですよね。

 

国土数値情報の使い方

 

それではさっそく使い方を学んでいきましょう。

 

まず、国土数値情報ダウンロードサービスへアクセスします。

 

国土数値情報ダウンロードサービスへアクセスすると、上記のような画面になると思います。

 

 

「データ形式」ですが、デフォルトで選択されている「JPGIS形式」の「シェープファイル」のままでOKです。

 

 

今回は例として「行政区域」のシェープファイルをダウンロードしてみます。

下にスクロールしていくと「行政区域」が見つかると思います。クリックしてみましょう。

 

 

クリックするとこのような画面に行きます。

下にスクロールしていきましょう。

 

 

例なのでどこでも良いのですが、今回は北海道の行政区域をみていきましょう。

「北海道」をクリック。

 

 

なんと、大正9年からの北海道の行政区域がダウンロードできます。

市町村合併前のデータが必要な場合は、該当の年度を選択しましょう。

 

 

今回は最新版で良いので、下にスクロールしていき、「令和3年度」のデータをダウンロードします。

たどり着いたらダウンロードボタンをクリック。

 

 

クリックすると下記のようなポップアップが出ると思いますが、問題ないのでOKを押してください。

 

 

ダウンロードが完了すると、下記のような圧縮ファイルが確認できると思います。

デスクトップに持ってきましょう。

 

 

フォルダの中に入るとGISデータが格納されていることがわかると思います。

ただ、まだこれは圧縮された状態のファイルなので、このままでは使用できません。

 

 

圧縮データなので、”解凍”をする必要があります。フリーの解凍ソフトは数多くあるので、お好みのソフトをお使いください。

※僕は「+Lhaca」というソフトを使用しております。

 

解凍の仕方もいくつかありますが、とりあえず解凍したいファイルを選択して右クリック。

そして、「すべて展開」をクリックして解凍します。

 

 

 

これで解凍が完了です。シェープファイルが使えるようになりました。

 

 

QGISを起動します。

背景図に国土地理院の標準地図かGoole Mapsを表示しておくと分かりやすいです。

※背景図の表示方法についてはこちらの記事を参照↓

QGISでGoogleマップを表示する方法

 

 

先ほど解凍した北海道の行政区域のGISデータをQGISへドラッグ&ドロップしましょう。

「.shp」形式のファイルだけをドラッグ&ドロップでOKです。

 

 

すると、行政区域界で分かれているポリゴンデータの北海道が表示されると思います。

これであとは各自好きなように表示を変更したり、属性を追加したりしてお使いください。

 

 

下の図は数値分類で行政区域別に色分けをし、市町村名をラベル表示してみた図です。

使い方は幾千通りもあります。

 

 

さいごに

 

いかがでしたでしょうか。

 

今回は行政区域を例にやってみましたが、ポイントデータの公共施設やラインデータの線路、道路等、さまざまな

日本国土に関する貴重なデータが利用できます。

 

組み合わせで多様な解析が可能かと思います。

 

国土数値情報以外のシェープファイルと組み合わせて使用する場合は、座標系を合わす必要があります。

このあたりは追々また解説します。

 

まずはたくさん触って、QGISに慣れていきましょう。

 

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